保有株含み損益 2023年3月11日
目次
投子ちゃん 投資報告
今週は何も売買しませんでした。
指値を入れていますが刺さらずじまいです。
気持にゆとりがあるせいでしょうか、指値をずらしたりは全然する気はないです。
自分が打てる球だけを打つ。
そんな感じです。
株式相場は自分都合では動きません。
自分の心地良い数量でコツコツと利益を重ねる。
周りに流されず自己責任で自己鍛錬をする。
仕事と同じく段取りが一番大事です。
投資での段取りはデータ収集蓄積です。
損益画像
株式投資を行うには、その株式の置かれている市場全体を理解することも大切ですが、
個別株式の判断材料として、銘柄ごとに評価できる指標が大切です
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東京証券取引所の市場再編の概要
東証は従来の4つの市場区分、すなわち東証1部、東証2部、JASDAQ(ジャスダックスタンダード、ジャスダックグロース)、マザーズを3つの市場、プライム、スタンダード、グロースに再編しました。
そのほか、上場維持などの条件やTOPIXの構成銘柄なども変更となっています。
まずは今回の市場再編の概要を紹介します。
4つの市場を3つに再編
もともと、東証の4つの市場は次のような区分けとなっていました。
- 東証1部:流通性の高い企業向け
- 東証2部:実績が安定している企業向け
- JASDAQとマザーズ:新興企業向け
これを次の3つの市場の定義に再編しました。
- プライム:多くの機関投資家の投資対象となるような高い流動性と透明性を保持し優れた経営を行う企業
- スタンダード:一定の流動性と基本的なレベルは満たす経営能力を持つ企業
- グロース:相対的にリスクが高いが、高い成長性を持つ企業向け
それぞれについて、詳しく解説します。
【プライム、スタンダード、グロース市場の定義】
3つの市場の新規上場および上場を維持するための基準は次のとおり。
プライム
- 株主数 800名以上
- 流通株式数* 2万単位以上
- 流通株式時価総額 100億円以上
- 流通株式比率** 35%以上
- 時価総額 250億円以上
- 収益 最近2年の利益合計25億円
- もしくは売上高100億円かつ時価総額1,000億円以上
*上場している株式のうち、持ち合いや大口保有の株式などを除外したもの。
**流通株式数とその企業の上場株式の比率
スタンダード
- 株主数 400名以上
- 流通株式数 2,000単位以上
- 流通株式時価総額 10億円以上
- 流通株式比率 25%以上
- 収益 最近1年の利益1億円以上
グロース
- 株主数 150名以上
- 流通株式数 1,000単位以上
- 流通株式時価総額 5億円以上
- 流通株式比率 25%以上
従来の基準と照らし合わせると、おおむね次のような相関性となります。
- 東証1部→プライムorスタンダード
- 東証2部、JASDAQ(ジャスダックスタンダード)→スタンダード
- JASDAQ(ジャスダックグロース)、マザーズ→グロース
かつての東証1部は上場する時の基準より、上場を維持する基準の方が緩かったため、現状プライムの上場維持基準を満たしていない企業も存在。
その企業はスタンダードに組み入れられています。
21年3月末の東証第1部上場数は2,176社、対してプライム上場社数は再編時点で1,839社であったため、約300社以上の旧東証1部はスタンダードに入っている計算になります。
上場維持基準の厳格化と流通株式の定義見直し
従来は上場基準と上場廃止基準が別に設けられていました。
例えば、東証1部の上場には株主数が2,200人以上必要でしたが、上場廃止基準は同400人未満。
これはすなわち、一度上場基準を上回って上場に成功した後は、その基準を下回っても、上場を維持できることになります。
今回の市場再編では上場基準と上場維持の基準が統一されたため、上場後も同じ基準を満たし続けなければいけません。
さらに、上場基準の一つとなっている流通株式の定義についても厳格化しています。
日本では金融機関や友好な企業同士などが互いの株式を保有し合う「株式の持ち合い」が行われています。
従来はこの持ち合い株は流通株式に含まれていました。
そのため持ち合いを積極的に行っていても、上場基準に抵触せずにいられたのです。
しかし、株式の持ち合いは株の流動性を阻害する行為であるとの見方から、新たな基準では持ち合いされている株式は流通株にカウントされないルールとなりました。
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