保有株含み損益 2023年2月25日
目次
投子ちゃん 投資報告
今週は1件利確・1件購入となりました。
銘柄購入基準を明確に決める事でブレなくなります。
投資は誘惑がつきものです。
見ていると欲しくなったり
情報を知ると調べもせず購入したり
人間は意外と意志の弱い動物なのです。
投資手法を決めたのならば、トライ・アンド・エラー(試行錯誤)し磨き上げていくしかありません。
投資手法は100人いれば100通りです。
手法が確立していない方は、先ずは儲かっている投資家から学ぶ。
そこから、自分色を足していく事をオススメします。
利益・約定・損益画像
株式投資を行うには、その株式の置かれている市場全体を理解することも大切ですが、
個別株式の判断材料として、銘柄ごとに評価できる指標が大切です
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立会外分売とは
立会外分売(たちあいがいぶんばい)とは企業などの大株主が、所有する株式を取引所の取引時間外に、多くの投資家に対して売却することを言います。
株を売却する企業などの大株主側は、
- 株主の人数を増やしたい
- 市場に出回る株を増やして株価に流動性を生み出し、株価を上昇させたい
こういった目的を持って立会外分売をおこないます。
また分売する際は、投資家側にもメリットがないと多くの投資家に買ってもらえないので、市場で取引されるよりも割安な価格で売りに出されます。
過去の例を見ると市場価格の3%程度ディスカウントされた価格で売られることが多く、人気の株式の立会外分売の場合抽選になることもあります。
立会外分売のメリット
立会外分売は買付をする投資家にとって、次のようなメリットがあります。
立会外分売の主なメリット3つ
- 購入時の手数料がかからない
- 割引された株式を購入できる
- 市場替えをおこなう銘柄もある
1.購入時の手数料がかからない
通常の株式投資では購入時に手数料が掛かることが多くなっていますが、立会外分売では手数料が完全に無料になっています。
手数料を気にせず株の価格に最低取引単位をかけたものだけで購入することができます。
通常の株式投資の場合、以下のように手数料がかかります。
2.割引された株式を購入できる
立会外分売では、分売実施日の前営業日終値から数%割引された価格で株式を購入することができます。
3%程度の割引率で値引きされることがもっとも多いです。
次のような例で、どれぐらいお得なのか具体的に計算してみましょう。
立会外分売で購入した場合の例
単元株数:100株
立会外分売での割引率:3%
通常時の購入手数料:120円 とした場合
分売実施前営業日の大引けで1単位(100株)購入した場合の代金
2,000円×100株+120円(購入手数料)=200,120円分売で割引された株式を1単位(100株)購入した場合の代金
1,940円(3%引)×100株=194,000円 ⇒ 6,120円安く購入できる
このように、立会外分売では市場で通常通り購入するよりも、割安で株式を購入することができます。
3.市場替えをおこなう銘柄もある
過去に立会外分売をおこなった銘柄の中には、より上の取引所へ市場替えをおこなった銘柄もあります。
例えばへ市場替えをおこなった場合、その銘柄に資金がより集まりやすくなるので、株価も上昇しやすくなります。
そのため、立会外分売によって割安な価格で株式を購入しておき、市場替えが起こって株価が高騰したあとに売却すれば、大きな利益を得られることもあります。
立会外分売のデメリット
立会外分売には安く株を買えるといったメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
立会外分売の主なデメリット4つ
- 分売実施銘柄が常にあるわけではない
- 買付申し込みの受付時間がかなり短い
- 分売が抽選になることが多い
- 最低申込株数と申込上限株数が決まっている
1.分売実施銘柄が常にあるわけではない
立会外分売は、1年中常に対象となる銘柄が出回っているわけではありません。
そのため立会外分売に申し込むには、各証券会社やJPX(日本取引所グループ)のサイトなどを見て、新たな対象銘柄が出てきていないか定期的にチェックする必要があります。
2.買付申し込みの受付時間がかなり短い
立会外分売は、事前に証券会社のサイトなどで分売実施日などが予告されます。
また買付の申込期間は、分売実施前営業日18:00~実施日8:20まで(証券会社ごとに多少の差異あり)と、半日程度の時間しかありません。
そのため事前にしっかりとスケジュールを確認し、申込期間中に確実に申し込まないと、簡単に買い付けのチャンスを逃してしまいます。
3.分売が抽選になることが多い
立会外分売では、分売が実施される株の総数があらかじめ決まっています。
そのため、分売実施株数が少ないものや人気のある銘柄は、抽選になることが多いです。
4.最低申込株数と申込上限株数が決まっている
分売の対象となる銘柄は、
- 最低申込株数
- 申込上限株数
これらが決められています。
また上限株数も決まっているので、資金がたくさんあるからといって買い占めることもできません。
立会外分売は儲かるの?
立会外分売は、一言で言えば「ローリスクローリターン」な投資方法です。
なぜそう言えるのか、一つずつ解説していきます。
まず、立会外分売では前営業日の終値から3%程度割引された株式を購入できます。
そのため分売が実施された当日の取引でその株を売ってしまえば、かなり高い確率で利益を出すことができます。
つまり分売実施日に売り抜ければ、8割近い確率で利益を得られます。
しかしデメリットでもお話したとおり、立会外分売は、
- 分売している銘柄が常にあるわけではない
- 立会外分売は抽選になることもあり、買付を申し込んでも必ず買えるとは限らない
こういったことから、コンスタントに取引をおこなうことができません。
また、一度の分売によって得られる利益はそれほど大きくありません。
分売による割引率は、3%程度となることが多いです。
分売実施日に即売却することで、その割引分をそのまま利益として得られると仮定しましょう。
例えば10万円分購入した場合の利益は1000~3000円、100万円分購入して3万円の利益であり、それほど多くの利益・利回りは望めません。
立会外分売は、購入できれば利益を得られる確率は高いけれど、
- 常に分売の対象があるわけではなく、買付を申し込めば確実に買えるわけでもない
- 利回りはそこまで高くはない
こういった特徴を持つ、ローリスクローリターンな投資方法だと言えます。
そのため立会外分売を活用するなら、それのみで投資を完結させようとするのではなく、普段は通常の株式投資などに取り組みながら、その合間にチャンスがあれば立会外分売にもチャレンジするという投資スタイルが望ましいでしょう。
なおメリットの部分で、「立会外分売を実施した銘柄が市場替えすれば、大きな利益に結び付くこともある」と述べました。
しかし、これはあくまでそういったパターンもあるというだけで、市場替えの確率が決して高くはないのでそれを期待して保有し続けるのは、主流の方法ではありません。
市場替えを期待して保有し続けるなら、その確率が高いと確信が持てる銘柄や、単純に応援したい企業の銘柄に絞っておこないましょう。
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